【備忘録】田村ゆかり Special Fan Meeting 2019 in Hawaii ~その3~
【備忘録】田村ゆかり Special Fan Meeting 2019 in Hawaii ~その3~
~12/21(3日目)~
パールハーバー
7時前に目を覚ましてみると、朝早く出発するといってた同室人がまだ部屋に。外は大荒れでいったん戻ってきたと。確かに風音すごいし雨も降っているみたい。ネガティブモードが深まりながらも出発。
今日はパールハーバー。ここに行かねばハワイに来た意味がない。
マクドで見知らぬおばさんに「ダイエット中なの?」などと言われながらパンケーキの朝ごはんを食べ、バス停へと向かう。
オアフ島での交通手段、The BUS。定冠詞付いてます。
パールハーバーに向かうバスは20番と42番。来たバスは20番。空港に寄ったりで42番より時間はかかるけど仕方なし。
1日乗車券($5.5)を購入。1回乗るのに$2.75なので1日乗車券買うのがお得です。あとおつり無しに払わないといけないから小銭を用意しておく手間も省けます。
バスに無事乗れたのと、天気が回復してきたのでネガティブモードは解消、いい感じ。道中1時間20分ぐらいかかったけど車窓が新鮮だから飽きることはなく。
アリゾナ記念館で下車。気分が高まってくる。
米軍の敷地内なので手荷物は持って入れないのでまず荷物を預ける。
チケットの購入は親切な係のお姉さんが声をかけてくれてスムーズにいけた。しかもチケット買ってる間に整理券も取ってくれました。お姉さんありがとう。
最初はアリゾナメモリアル。真珠湾攻撃で日本海軍に撃沈され、いまだ沈んだまま眠る戦艦アリゾナの慰霊碑。沈んだ戦艦の上に建っています。
船での移動になるため定員制のツアー形式、時間が遅いと整理券がなかなか取れないという今回の第1の関門だったけど、すぐの出発ツアー(10時発)が取れました。
ツアーはまず真珠湾攻撃に関する解説映画を見る。英語よくわかんないけど、公平に解説されてたと思う。20分ぐらいの映画のあと乗船、5分ぐらいの船の旅。おぉ、水兵さんだ、セーラー服だぁ。
沈んだ戦艦アリゾナの上に建つメモリアル。第三砲塔の基部だけ水面から出ています。この日は水面も荒れてたので見えなかったけど、水が澄んでると沈んでいる船体も見えるんだとか。いまだ船体のタンクから漏れる燃料「アリゾナの涙」は見ることができました。
襟を正す、厳粛な気持ちになりますね。日本人としていろいろ言いたいこともあるけれど、ここで多くの人が亡くなったことには変わりないですからね。
第三砲塔の基部
アリゾナの涙
次は戦艦ミズーリ。
フォード島にシャトルバスで渡ります。バス待ちは混んでて一度には乗れず、ちょっと待つことになります。
戦艦ミズーリ。アイオワ級戦艦の3番艦。金剛シスターズ絶対殺すシスターズの三女。全長270m、排水量48000t。映画バトルシップで大活躍してました。
とりあえずでっかかった。よく海自の護衛艦見に行くけどやっぱ大きさが違います。
見学コースは前甲板に上って艦橋などの中を通って後甲板、そこから艦内を通り居住スペースを見て行きます。太平洋戦争の降伏文章調印式を行ったところを見たり、艦橋や司令塔を覗いたり、特攻機が突っ込んだ後を見たり、厨房とは別にあるパン工房やドーナッツ工房を見たり、狭い寝台を見たり。
16インチ砲はでっかいぞ!
降伏文章調印式の記念プレート
戦闘時に指揮をする司令塔。扉が分厚い!
食堂
アメリカ人でも個人のスペースは三段ベットとロッカーだけ
日本でも横須賀で戦艦三笠を見ることはできますが、大きさ・迫力が違いますね(建造された時期も違うけど)。空にそびえる黒鋼の城。守るも攻むるも黒鐵の浮かべる城ぞ頼みなる。いや~ほんと見に来れてよかった。
さて、この時点で13時。アコースティックライブに遅れるわけにはいかないので15時ぐらいにはパールハーバーを出たいとなると、残された時間は2時間。昼ごはんなど食べてる間などないとコーラで済ませて、先を急ぎます。
次は太平洋航空博物館。
一番見たいのはF-14トムキャット。映画トップガンでおなじみの戦闘機ですね。もうこれが見たかったの。
博物館は2つの格納庫を展示施設に。まずは1つ目の建物へ。こちらは太平洋戦争の序盤、真珠湾攻撃~東京初空襲~ミッドウェイ海戦~と歴史の流れに沿った風に展示。残骸を組み立てた九七式艦上攻撃機、ダイブブレーキのかっこいいSBDドーントレス、脚の可愛いF4Fワイルドキャットなどを見て行くと、どんどん興奮して鼻息が荒くなっていきます。
九七式艦上攻撃機
SBDドーントレス急降下爆撃機
穴あきダイブブレーキ(急降下時に速度を抑える)
F4Fワイルドキャット艦上戦闘機
ちょこんと胴体から張り出して踏ん張ってる脚 構造は結構複雑
そして2つ目の建物へと向かいます。建物に近づくにつれどんどん鼻息が荒くハァハァハァ。中に入るとほかの機体には目もくれず中へと入っていきます。
いたっ、猫さん。猫さん、見つけたよ~。
いました、F-14トムキャット、トムキャットです。
興奮MAXです。あ~鼻血出そう(笑)。
初めて現物を見れました。現役時代は日本にもいて、がんばっていれば見ることができていた機体なので感動もひとしおです(イランにはさすがに見に行けないし)。
性能的に見れば同世代のF-15イーグルには劣るとわかっていても。可変翼は男の子のロマン、フェニックスミサイルは正義、トムキャットはかっこいいのです。
お顔のアップ
トムキャットの一番のチャームポイント・可変翼
後ろ姿もかっこいい
トムキャットをずっと視姦してたいのですが、時間もないしほかにも興味深い機体が色々あるので建物内をぐるぐる。F-105サンダーチーフに、F-111アードバーグ、TBFアベンチャー、レストア中のB-17・・・はぁ、もっとたくさん見ていたい。しかし、時間が、時間が~(泣)。
ベトナムの堕天使 F-105サンダーチーフ
こちらも可変翼 F-111アードバーグ
パパブッシュも乗っていたよ TBFアベンチャー
外にもいっぱい機体が 時間、時間が~(泣)
後ろ髪を引かれる思いでシャトルバスに乗車、フォード島を後にします。
最後は潜水艦ボーフィン。
パラオ級潜水艦の1隻。かの学童疎開船対馬丸を撃沈した潜水艦。
こちらも甲板の上だけでなく艦内にも入ることができます。前部発射管室から入って、食堂、指令室、寝台、エンジンルーム、後部発射管室。狭いですね~潜水艦。でもアイオワの艦内と比べてそこまで狭い気はしない気も。どちらにしろ、この窓もない空間に何週間も耐えられるかと言われれば無理です。
魚雷発射管
寝台 基本乗員の半数分の寝台しかなくて全員寝るときは折り畳みベットを使う
蓄電池のメーターに制御スイッチ
これにてパールハーバーの見学は終了。ここまで約5時間。昼ごはんを食べず、お土産物屋さんを見る暇もなかったけど、何とかタイムリミット内に見てまわることができた。1人でこれ見る!って自分の興味を引いたものだけ見たから何とかなったけど、同行者いたら絶対時間足りなかった。2度目があるとは思わないけど、その時はあと2~3時間は余裕を作って落ち着いてゆっくり見てまわりたいです。
見学料あわせて72ドルもなかなかのお値段だったけど、大満足でした。
バス停に向かうとジャストのタイミングでワイキキに戻るバス。時間に余裕があればハワイ出雲大社に寄りたいな・・・なんて思っていたけどそんな余裕もなく(日本でだったら冒険できたけど)。ちょっとだけお土産の追加購入と昼ごはん代わりのバナナとイチゴを買ってホテルへと帰着、アコースティックライブに備えます。
あっ、ホテルに帰ったらトイレのつまり直ってた。チップと一緒にメモ置いといたのが効いたよう。これ以降、トイレにモノを流すのが慎重になっていくのでした。
<その4へと続く>